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2014年9月18日木曜日

グーグル検索の逮捕記事表示について、原告男性の請求棄却

 検索サイト「グーグル」で自分の名前を検索すると過去の逮捕記事が表示され、名誉を傷付けられたとして京都市の40代の男性が「グーグル」の日本法人に対し、検索結果の表示中止と慰謝料など約1100万円を求めた訴訟の判決が17日、京都地裁でありました。
 京都地裁は、日本法人に表示阻止義務はないとして、名誉毀損に当たるかどうかは判断せず、男性の請求を棄却しました。
 今回の判決で、京都地裁は「サイトを管理、運営するのは(親会社で米国法人の)グーグルインク」と指摘し、「被告側に表示阻止義務を生じさせる法律上の根拠は認められない」と結論付けたそうです。

2014年9月1日月曜日

英文契約書の読み方

英文契約書は何故分厚いのでしょうか。英米法の世界は、「判例法主義」であり, 「制定法主義」と比べると,ある種の問題についての法がどのような解決を与えてくれているのか、指針がすぐには見当たらないため,当事者が紛争処理規範を契約書の中で取り決めておく必要があります。

以下に英文契約書の読み方についての留意事項を書きます。

(1)基本構成と基本用語を修得する

 契約書に使用される英文には,構成・文体・用語などいくつ かの点で際立った特徴があります。その特徴と基本的な表現を理解・修 得さえすれば,英文契約書を読むことは,決して難しくはあり ません。英文契約書は、その構文と基本用語さえ修得すれ ば、その意味やねらいを特定することが容易です。

(2)契約専門用語に慣れる

 英文契約書には、独特の語彙表現があふれています。通常の英文レターや会話ではな じみのない用語です。また,同じ語彙が別の意味で使われるこ ともあります。契約書に使用されるのは、古め かしい法律・契約書上の表現,ラテン語に起源のある用語、ビジネスに特有の専門用語など様々です。同じような用語 を繰り返して使う言い回しもあります。英文契約に独特な用語,用法,言い回しも,その一つひとつ の意味を知れば少しも難しくはありません。